ケアハウス『あじさい』の開設は、みどり園に遅れること9年…
介護保険制度がスタートした年、平成12年の5月でした。干支で言えば辰年生まれとなりましょうか。
お陰様を持ちまして、『あじさい』は今年で11年を経過し、12年目に入ってまいりました。
当時を振り返りますと、ケアハウスを含め各種老人福祉事業は、行政の措置や委託で実施されておりました。
そこへ『介護保険』という大きな制度変更が行なわれました。
いわゆる『措置から契約へ』と言われたもので、利用される方との直接契約の時代となりました。
併設の『みどり園』が介護保険への対応に追われる中、『あじさい』は制度上、介護保険施設ではない『介護施設』としての道を進む事になり、「お元気な方」から「介護が必要な方」まで、様々に変化し多様化するニーズに対して、今日まで、その機能向上に努め、介護保険を補完する施設としての役割を務めてきた様に思います。
ケアハウスは、健康な60歳以上の方で、日常生活が自分で出来る方が対象となっております。
入居費用の一部には公的な補助があり、月額利用料も所得に応じて設定され、『あじさい』の場合は、高額な入居一時金も必要ない為、比較的ご利用いただきやすいと思います。
また、併設の『特別養護老人ホームみどり園』においては、ホームヘルパーの派遣やデイサービスの利用、更には、ケアプランの作成等、各種介護保険サービスの利用が可能ですので、お元気な時から入居いただけますし、介護が必要となった時も安心していただけると思います。
今後とも、太子福祉会は『ほんまもんの介護』を合言葉に切磋琢磨し、地域に根ざした事業運営に努めて参りたいと存じます。
『あじさい』につきましても、皆様にご利用いただきやすい施設を目指し、昇竜のごとく飛躍出来ます様、努力して参りたいと存じますので、地域並びに関係各位の皆様には、これまで同様ご支援のほど宜しくお願い申し上げます。
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